Scandinavian Pechka
鋳物の薪ストーブって、
エアコンのファンヒーターみたいな不快な乾いた風を感じることもないし、
薪の炎と鋳物の蓄熱体の温もりが心地良いという理由で、
日本では大分普及してきたと思います。
だから僕ら薪ストーブ屋さんもこんな素晴らしい暮らし方は他に無いと思って、
日本にもっともっと普及する為に活動し続けています。
そんな日本人が持っている薪ストーブの暮らしのイメージを描いていた中、
去年エストニアやフィンランドの薪ストーブディーラーを回ってて感じたのが、
フリースタンディングのストーブ、インサートの暖炉と同じ位の割合でショールームを占めていた蓄熱式の暖炉の多さ!
それは、北海道で馴染のある木の城たいせつとかにあったような灯油ストーブ+ペチカとはちょっと違った、新しいものでした。
省スペース性、デザイン性が道民がイメージしてるペチカとは全く違ったものになると思います。
そんな一周回って新しい時代の暖房が、
薪ストーブ日和函館、ファイヤピットさんにやって来ました!
何度か熾壺日記で記事にされていますね!
実体験レポは今度の冬にかけて随時更新されてくと思います。
スタイルの良さは写真でもわかる通り、
これに僕らもエストニアのディーラーで蓄熱式のラインナップに充分に魅了されてしまったのですが、
実際の体感の暖かさはどうなんだって疑問はありました。
薪を使用するといえど、
鋳物や鋼板製薪ストーブよりははるかに低い表面温度での暖房で薪ストーブに慣れた体に満足感を与えてくれるのだろうか、
そんな想いで函館に設置された部屋の中に入り込むと…
ちょうど良い目線の高さにある大きなガラスのスクリーンから映し出される炎の美しさにまず魅了されてしまい、
次に縦型モダンラインストーブに似た炎のビームを受ける。
そして正面からずれて立ってみると、
柔らかすぎるくらい柔らかい、刺激性無しの理想的な温もりが体中を包み込んでくれる。
薪ストーブの場合ちょっと必要以上に薪を追加しちゃうとオーバーヒートしちゃってほてる暑さになる事がしばしば、
この子はそのような行動はおこさないようです。
全身蓄熱するレンガが強烈過ぎる熱を遮ってくれて上質な温度へ変換してくれている。
これは…
これは…相当上質な暖かい暮らしです!!!
イメージとして蓄熱式のものって、
勢いよくガーって燃えて蓄熱体に熱を与えて終わりー、
炎を楽しめない火遊び感の無いただの暖房器具でしょって思ってたんですが、
完全に裏切られました!
この炎の美しさはかなりハイクオリティ!!
排気経路が複雑な為かなりスロースピードな炎を演出してくれちゃいます。
全然想像と違いました!
これは想定外!
それに排気経路が複雑だからって焚き方も何も複雑じゃなくて、
普通に焚き付けて立ち上がりに室内に煙漏れちゃったりするわけでも無く。
薪ストーブのように炎出してくべ続ける必要が無いから、火持ちも気にしなくていいんで針葉樹だろうと広葉樹の軟木でも関係ない。
北海道の高気密住宅でもこの子自体が暑くなり過ぎないから、
温度管理がしやすい。
えっ、なにこれ、
北欧やバルトの人達に愛されてるだけあって、
北海道のニュースタンダードなんじゃない!?!?
そう感じた函館での1日だった。
そんな蓄熱式の暖炉は函館ファイヤピットをはじめ、薪ストーブ日和グループ各店で取り扱いします!
今年の冬に向けて、
新しい選択肢をもってみては!?
ご興味のある方はお気軽にお近くの薪ストーブ日和へお問い合わせ下さい!!
株式会社 北海道リンクアップ
加藤 秀佳 (かとう ひでよし)
薪の事ならリンクウッドへ!→http://www.linkwoodup.com/
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